本ページにはプロモーションが含まれています。
この記事で解決できる疑問
- Pythonのfor文とは?
- for文ってどうやって使うの?
- 初心者でも簡単に理解できるの?
プログラミングを始めるとき、繰り返し処理を行うfor文は欠かせない要素の1つです。
Pythonのfor文はシンプルな構文で、リストや文字列、辞書、数値の範囲など、さまざまなデータを効率よく扱えます。
この記事では、for文の基本構造から実践例、そして応用方法までをわかりやすく解説します。
初心者でも安心して理解できるように、具体的なコード例や出力結果を交えながら進めていきますので、ぜひ最後までご一読ください。
for文の基本構造
この章では、for文の基本構造について以下の内容を解説します。
- for文の構文とは
- for文で使えるオブジェクトの種類
1つずつ詳しく見ていきましょう。
for文の構文とは
Pythonのfor文は、特定の処理を繰り返すための構文です。
使い方はとても簡単で、リストや文字列などから1つずつ要素を取り出して処理をします。
例えば、リストの中の数字を順番に表示するコードを見てみましょう。
Pythonのコード
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
for number in numbers:
print(number)
出力結果
1
2
3
4
5
このコードを実行すると、リスト内の数字が順番に表示されます。
for文で使えるオブジェクトの種類
for文で使えるオブジェクトの種類は以下の通りです。
種類 | 説明 |
リスト | リストは複数のデータをまとめて管理するために使います。各要素を順番に処理できます |
文字列 | 文字列は1文字ずつ分解して処理できます |
辞書 | 辞書はキーと値のペアを1つずつ取り出せます |
range() | 数値の範囲を指定して繰り返し処理を行います |
for文の実践例
この章では、for文の実践例について以下の内容を解説します。
- リストを使ったfor文の例
- range()を使った数値のループ例
- ネストされたループの書き方
1つずつ詳しく見ていきましょう。
リストを使ったfor文の例
リストは複数のデータを1つの変数にまとめられ、for文を使えばそのデータを1つずつ取り出して処理できます。
例えば、果物のリストを使って、それぞれの名前を出力するコードを見てみましょう。
Pythonのコード
fruits = ['apple', 'banana', 'cherry']
for fruit in fruits:
print(fruit)
出力結果
apple
banana
cherry
このコードでは、リストfruitsの中から要素を1つずつfruitに代入し、それをprint()で表示しています。
リストを使うと、データを順番に処理するのがとても簡単です。
range()を使った数値のループ例
range()を使えば、指定した範囲の数値を繰り返し処理できます。例えば、0から4までの数字を順番に表示するコードを見てみましょう。
Pythonのコード
for i in range(5):
print(i)
出力結果
0
1
2
3
4
ここでは、range(5)が0から4までの数値を生成し、それをiに代入して処理しています。
数値の繰り返しが必要なときに便利です。
ネストされたループの書き方
ネストされたループは、for文の中にさらにfor文を入れる方法です。
例えば、行列のような2次元データを処理するときに使えます。
Pythonのコード
matrix = [[1, 2], [3, 4], [5, 6]]
for row in matrix:
for value in row:
print(value)
出力結果
1
2
3
4
5
6
このコードでは、外側のループで各行rowを取り出し、内側のループでその行の中の値valueを1つずつ処理しています。
ネストされたループを使うと、複雑なデータ構造にも対応できます。
for文を応用する方法
この章では、for文を応用する方法について以下の内容を解説します。
- 辞書をループする例
- 文字列をループする例
- breakとcontinueの活用法
1つずつ詳しく見ていきましょう。
辞書をループする例
辞書はキーと値のペアを持つデータ構造で、for文を使えばキーと値を1つずつ取り出せます。例えば、名前と年齢を持つ辞書を処理するコードを見てみましょう。
Pythonのコード
person = {'name': 'John', 'age': 30}
for key, value in person.items():
print(f"{key}: {value}")
出力結果
name: John
age: 30
このコードでは、person.items()を使って辞書のキーと値を取得し、それをkeyとvalueに代入しています。
辞書をループすることで、データを効率的に管理できます。
文字列をループする例
文字列は1文字ずつループで取り出すことができます。
例えば、文字列「hello」を使った例を見てみましょう。
Pythonのコード
text = "hello"
for char in text:
print(char)
出力結果
h
e
l
l
o
このコードでは、文字列textの各文字をcharに代入して順番に処理しています。
文字列を扱うときに便利な方法です。
breakとcontinueの活用法
breakとcontinueを使うと、ループの動きを制御できます。
- break: ループを途中で終了します。
- continue: 現在の処理をスキップして次のループに進みます。
以下のコードは、数値のリストをループし、条件によってbreakやcontinueを使う例です。
Pythonのコード
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
for num in numbers:
if num == 3:
break # 3でループを終了
if num % 2 == 0:
continue # 偶数をスキップ
print(num)
出力結果
1
このコードでは、numが3のときにbreakでループを終了し、偶数のときにはcontinueでスキップしています。
breakとcontinueを使うと、複雑な条件でも柔軟にループを制御できます。
終わりに
for文はPythonにおいて基本中の基本でありながら、非常に強力なツールです。
リストや文字列の繰り返し処理から、range()やネストされたループ、さらにはbreakやcontinueを使った制御まで、さまざまな場面で活躍します。
この記事を通じて、for文の基礎から応用までを理解できたのなら、次はぜひ実際のコードを書いてみてください。
繰り返し練習すると、プログラミングスキルは確実に向上します。
Pythonを使った繰り返し処理をマスターして、さらにステップアップしていきましょう!