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Python初心者必見!range()でできる3つの便利な繰り返し処理

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この記事で解決できる疑問

  • Pythonのrange()とは?
  • どうやって使うの?
  • どんな場面で役立つの?

プログラミング初心者にとって、繰り返し処理を学ぶ中でrange()は欠かせない関数です。

このブログでは、range()の基本的な使い方から実際のコード例まで、初心者でも分かりやすく解説します。

簡単な操作で効率的なループ処理が書けるrange()の魅力をぜひ知ってください!

range()の書式と使い方

この章では、range()の書式と使い方について以下の内容を解説します。

  • range(stop)の使い方
  • range(start, stop)の使い方
  • range(start, stop, step)の使い方

1つずつ詳しく見ていきましょう。

range(stop)の使い方

range(stop)は、0からstopの直前までの数値を生成する方法です。

例えば、range(5)を使うと0から4までの数字が順番に生成されます。

この使い方は、繰り返し処理をするときに便利です。

Pythonのコード
for i in range(5):
    print(i)

出力結果
0
1
2
3
4

この例では、0から4までの数字が順番に表示されます。

range(stop)を使うと、自動的に0から始まるのでシンプルな繰り返しが書けます。

range(start, stop)の使い方

range(start, stop)は、指定したstartからstopの直前までの数値を生成します。

startを指定すると、繰り返しを途中から始められます。

Pythonのコード
for i in range(2, 6):
    print(i)

出力結果
2
3
4
5

この例では、2から始まり5で終わる数字が生成されます。

繰り返し処理を開始する位置を自由に設定できるので便利です。

range(start, stop, step)の使い方

range(start, stop, step)は、startからstopの直前までstepごとの間隔で数値を生成します。

Pythonのコード
for i in range(1, 10, 2):
    print(i)

出力結果
1
3
5
7
9

このようにstepを使うと、カウントの間隔や順番を調整できるので、特定の条件に合った繰り返し処理を簡単に書けます。

range()の活用例

この章では、range()の活用例について以下の内容を解説します。

  • リストのインデックス操作に使う
  • 逆順ループに使う
  • 条件付きループに使う

1つずつ詳しく見ていきましょう。

リストのインデックス操作に使う

range()はリストのインデックス操作に便利です。

リストには順番があり、range()を使うとその順番に沿って繰り返し処理ができます。

例えば、リストの中身を順番に表示したいときに役立ちます。

Pythonのコード
fruits = ['apple', 'banana', 'cherry']
for i in range(len(fruits)):
    print(f"Index {i}: {fruits[i]}")

出力結果
Index 0: apple
Index 1: banana
Index 2: cherry

range()を使うと、リストの位置(インデックス)とその中身を簡単に扱えます。

この方法はリストの中身を加工したいときにも活用できます。

逆順ループに使う

range()は逆順で繰り返すときにも便利です。

stepに負の値を指定することで、大きな数から小さな数へ繰り返す処理が簡単に書けます。

Pythonのコード
for i in range(5, 0, -1):
    print(i)

出力結果
5
4
3
2
1

このように、逆順ループはカウントダウンやリストの最後から順番に処理したい場合に便利です。

条件付きループに使う

range()を条件付きループで使うと、特定の条件に合う数字だけを処理できます。例えば、偶数だけを表示したいときに役立ちます。

Pythonのコード
for i in range(10):
    if i % 2 == 0:
        print(f"{i} is even")

出力結果
0 is even
2 is even
4 is even
6 is even
8 is even

条件を組み合わせて使うと、複雑な繰り返し処理を簡単に書けるのがrange()の魅力です。

数字の条件を設定したいときは、この方法を試してみてください。

range()のメリットと注意点

この章では、range()のメリットと注意点について以下の内容を解説します。

  • メモリ効率の良さ
  • 範囲指定の注意点

1つずつ詳しく見ていきましょう。

メモリ効率の良さ

range()はメモリ効率が非常に高い仕組みです。

通常、大きなリストを作るとメモリを大量に消費しますが、range()はその必要がありません。

実際にすべての数値をメモリに保存せず、必要なときに計算して取り出します。

Pythonのコード
# 100万回の繰り返しを試す
for i in range(10**6):
    if i == 999999:
        print(f"最後の数字は: {i}")

出力結果
最後の数字は: 999999

この例では、range()を使っても大きなリストを生成する必要がありません。

これにより、大量のデータを扱うプログラムでも安定して動作します。

範囲指定の注意点

range()を使う際は、指定した範囲に注意が必要です。

stopの値は範囲に含まれないため、意図した範囲外の値が生成されないことがあります。

この特性を理解して使うと、予期しないバグを防げます。

Pythonのコード
for i in range(1, 5):
    print(i)

出力結果
1
2
3
4

ここで注意すべき点は、stopに指定した5は含まれていないことです。

この仕組みを知らないと、「範囲の最後の数字が出ない」と誤解する可能性があります。

範囲を正確に指定するためには、1を加えたり、他の条件を組み合わせたりすると良いです。

終わりに

Pythonのrange()は、シンプルでありながら非常に強力なツールです。

メモリ効率の良さや範囲指定の柔軟性を活かすと、さまざまな繰り返し処理に対応できます

ぜひ実際にコードを書きながら、その便利さを体験してみてください!

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